※本記事は、運用型広告の支援を行う株式会社シンビが、自社の見解として作成しています。Google広告を中心に、2026年10月時点のGoogle 広告ヘルプと広告ポリシー ヘルプにもとづいて説明します。
この記事のポイント
結論:不承認になったら、書き換える前に「どのポリシーに当たったか」を確かめます。対処は、次のどれかです。
- 広告文やURLの問題なら、直して保存する(自動で審査に回ります)
- LPやサーバーの問題なら、直してから再審査を請求する
- 違反していないと考えるなら、根拠をそろえて再審査を請求する(1広告3回まで)
違反警告が届いたときは、同じ違反をアカウント全体で直します。繰り返すと、アカウントが一時停止や強制停止になります。
広告が出ていないのは、不承認のせい?
管理画面の[ステータス]列と、Googleからの通知で確かめます。
- 「審査中」:まだ審査が終わっていません。待ちます(下の説明)
- 「不承認」:ポリシーに当たって、出ていません。この記事の手順で対処します
- 「有効(制限付き)」:ポリシーに沿っているが、表示できる場所やタイミングが限られる状態です。当てはまらないと考えるなら、再審査を請求できます
- 通知に「広告配信の制限」:Googleが不適格と判断した広告主の表示回数を抑えるしくみです。個々の広告は不承認になりません。専用のフォームで再審査を請求できます
- どの広告も出ない、警告のメールが来た:違反警告や停止の内容を、メールとアカウント内の通知で見ます(最後の節)
審査中のまま変わらないときは
審査はほとんど1営業日以内に終わります。デマンド ジェネレーション(YouTube・Gmailなどに出すキャンペーン)は3〜5営業日かかることもあります。待つ間に予算・入札戦略・広告文を変えると、期間が数え直しになります。
ヘルプ(広告の審査プロセスについて)では、2営業日たったらステータスを確かめ、1週間たったらサポートに問い合わせるよう案内されています。
不承認の理由は、どこで確かめる?
- 1本ずつ見る:[キャンペーン]メニューの[広告]で、[ステータス]列の「不承認」にカーソルを合わせ、[ポリシーを確認]を選びます
- まとめて見る:表の上の表示項目アイコンから[属性]を開き、[ポリシーの詳細]列を足します。ポリシーごとに、不承認の広告がいくつあるかが分かります
- メールから見る:不承認のお知らせメールの[ポリシーに関する問題を確認して修正]から、対象の広告をポリシー マネージャーで見ます
ポリシー マネージャー(ポリシーの問題がある広告と、再審査の請求・結果を見る画面)は、[ツール]メニューの[トラブルシューティング]から開きます。エディタやアプリで作った広告も、理由はウェブの管理画面で見ます。
誰が直す?直したら保存で済む?
Googleのヘルプは、原因を「広告の違反」と「リンク先の違反」に分けています。さらに、誰が直すかで分けると、頼む先がすぐ決まります。
広告の運用担当が直すもの
見出しの記号の繰り返し、URLの入力ミス、表示URLと最終ページURLの不一致など。広告を編集して保存すれば、自動で審査に回ります。
LP・サイトやサーバーの担当が直すもの
ページの内容がポリシーに合わない、404・500などのエラー、ファイアウォールなどでGoogleのクローラー(リンク先を読みに来るプログラム)がページを読めない、など。直してから、再審査を請求します。
広告主が決めるもの
広告文でのタバコへの言及や、花火の販売など、何を広告するかの問題です。出せる範囲に直すか、広告を止めます。
たとえば架空の歯科医院で、見出し「今すぐ予約!!」が「編集」のポリシーで、別の広告が予約ページの移転による404で止まっていたとします。見出しは、「!」を外して保存すれば審査に回ります。404は、サイトの担当がページを直してから請求するか、最終ページURL(広告をクリックした人が着くページ)を移転先に変えて保存します。
関連記事:競合のキーワードでリスティング広告を出す判断(商標のポリシー)/リスティング広告のLP改善
再審査を請求する前に、何を確かめる?
再審査の請求は、直したこと、または判断が誤りだと考えることをGoogleに伝える手続きです。回数に上限があります。
再審査請求の上限回数は各広告につき最大 3 回です。広告の再審査請求が 3 回失敗した場合、カスタマー サポートにご連絡いただくまで、その広告の再審査を再度請求することはできません。
請求するかどうかは、今の状況で決めます。
- 直した:広告なら保存だけで済みます。LPやサーバーを直したなら請求し、理由に「ポリシーに沿うよう変更した」を選びます
- 違反していないと考える:下の3つを確かめ、理由に「判定に異議がある」を選んで請求します
- 直せない・直さない:広告を削除するか、要件を満たす別のLPに変えます
- 違反警告の対象のポリシーに当たった:同じ違反をアカウント全体で直すか削除します。請求は、誤りと言えるときだけにします。対象は、タバコ、個人ローン、クリックベイトなど、ヘルプに挙げられたポリシーです
「判定に異議がある」とする前の3つ
- ヘルプの禁止例と、自分の広告文・LPの該当箇所を並べて書けるか。違う点を書ければ、請求の理由になります。書けないなら先に直します
- LPをスマホと別の回線で開いて、表示されるか。開けないなら、判定の誤りでなく技術の問題です。サイトの担当に回します
- 同じLP・同じ表現の別の広告が承認されているか。されていれば、何が違うかを理由に書きます
この3つは私たちの考えで、確かめても審査に通るとは限りません。ポリシーの趣旨に沿って直すのが基本です。
送るときの注意
- 古い判定は、管理画面から請求できない:2026年7月21日以降は、6か月以上前のポリシーの判定を管理画面から直接請求できません。Google 広告サポートに問い合わせます
- 同じ広告・キャンペーンは24時間以上あける:短い間に送ると、重複として扱われることがあります
請求したあと、結果はどこで分かる?
[ステータス]列か、ポリシー マネージャーの[再審査請求の履歴]タブで確かめます。結果が出るまでの日数の目安は、ヘルプにありません。
請求の結果と、次にやること
| 結果 | 次にやること |
|---|---|
| 成功・一部成功 | ほかのポリシーで止まった広告が残っていないか見る |
| 失敗 | 広告とLPを直してから、必要なら請求する |
| 重複 | 24時間以上あけて送る |
| エラー | もう一度送る。続くならサポートに問い合わせる |
直したのに却下・重複とされた場合は、請求を繰り返さず、広告文か最終ページURLを少しだけ編集して保存するよう案内されています。
違反警告が届いたら、アカウントはどこまで止まる?
不承認になっただけで、すぐにアカウントが止まるとは限りません。ただし、違反警告の対象のポリシーに違反を繰り返すと、措置が重くなります。
違反警告の段階(違反警告の対象のポリシーの場合)
| 段階 | 条件 | 措置 |
|---|---|---|
| 事前警告 | 初めての違反 | メールで1回 |
| 1回目 | 事前警告のあとも違反 | 3日間の一時停止 |
| 2回目 | 1回目から90日以内 | 7日間の一時停止 |
| 3回目 | 2回目から90日以内 | 強制停止 |
- 2回目は最後の機会:違反の広告やアセットをすべて削除して、強制停止を避ける最後の機会と案内されています。2回目・3回目は、同じポリシーへの違反で数えます
- 一時停止を解くには:違反を直して承認フォーム(違反を直し、警告の内容に同意したことを伝えるフォーム)を送るか、警告が誤りなら再審査を請求します。どちらかをするまで続きます
よくある質問
一度承認された広告が、あとから不承認になるのはなぜですか?
ヘルプによると、承認後も追加の審査が行われることがあります。編集しても審査がやり直されます。
不承認の広告は、そのまま残しておいてもよいですか?
リンク先の要件のヘルプは、ページのエラーやURLの誤りなど「機能していないリンク先」の違反を直せない場合、広告を削除するよう求めています。
これらの違反を修正できない場合または修正を行わない場合は、広告を削除してください。不承認の広告が多いと、将来的にアカウントが停止される場合があります。
私たちは、ほかのポリシーでも直す予定のない不承認の広告は削除し、新しい不承認に気づきやすくしておくことをおすすめします。
関連記事:リスティング広告の代理店の選び方(代理店に確かめたい質問)
補足と出典
- Google 広告ヘルプの日本語版は翻訳で、ポリシーにもとづく措置は英語版の記述に沿って行われるとされています。日本語版の一部の手順は英語のため、ポリシー マネージャーの開き方、タブ名、再審査の理由、請求の結果の名前は、英語版を訳したものです
- 見出しや画像などのアセットも、直し方は広告と同じです。記号は、リンク先でも一貫して使う商標・商品名の表記や、法律で必要な注記の「*」なら、審査をリクエストすれば認められることがあります
- Googleは、審査を避けたり、ごまかしたりする広告やリンク先を禁じています
- 広告をコピーして出し直しても、同じく審査を受けます。違反警告の対象のポリシーでは、一時停止中に違反する広告を新しく作ると、さらに違反警告が届きます。処理中の請求は、24時間後に改めて状況を見るよう案内されています。アカウントのすべてを一度に請求すると、時間がかかることがあります
- 違反警告とは別に、悪質な違反は予告なく、ほかの違反では7日前までに通知が届いて強制停止になります。同じお支払い方法を使う関連アカウントや、あとで作ったアカウントにも及びます
- 審査が長引くときの案内はヘルプのページで違い、「広告およびアセットの審査ステータスを確認する」には、7営業日たったら一度だけ小さく編集して審査をやり直す、という案内があります
- 請求の前に確かめる3つ、原因を直す人で分ける見方、不承認の広告を削除するおすすめは私たちの考えで、審査に通ることを保証するものではありません。歯科医院の例は架空のものです
- 広告配信の制限は、2026年8月の更新ですべてのGoogle広告が対象となり、適用は段階的に進めて2028年までに完了するとされています(英語版の告知ページ。2026年10月13日に確認)
- 広告ポリシーは、法令とは別の媒体のルールです。表現が法令上問題ないかは、広告文の景品表示法の注意点で扱っています。本記事は法的助言ではありません
- Yahoo!広告の審査は扱っていません
- Google 広告ヘルプ:広告の審査プロセスについて、広告およびアセットの審査ステータスを確認する、不承認となった広告を修正する、またはポリシーに関する決定に対して再審査を請求する(英語版)、有効: 定義、有効(制限付き): 定義
- Google 広告ポリシー ヘルプ:Google 広告のポリシー、編集、リンク先の要件、商標、広告配信の制限、広告配信の制限ポリシーの更新(2026年8月、英語版)、ポリシーに違反した場合、違反の繰り返しに対する措置のプロセスについて
不承認の原因と直し方を、第三者の目で確認しませんか
株式会社シンビは、福岡を拠点に、運用型広告を中心としたWebマーケティングを支援しています。運用の代行だけでなく、可能な範囲でインハウス化の支援もお引き受けしています。
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