※本記事は、運用型広告の支援を行う株式会社シンビが、自社の見解として作成しています。両媒体の検索広告を対象に、2026年10月30日時点のLINEヤフー広告ヘルプとGoogle広告ヘルプにもとづいて説明します。
この記事のポイント
結論:広告文の本数・文字数や、マッチタイプの種類は同じです。Google広告の広告をYahoo!広告に入れるとき、つまずきやすいのは次の3つです。
- 使える記号:Yahoo!広告は、決められた記号しか使えず、数にも上限がある(使える記号の表)
- 広告表示アセット:名前が違い、記号の決まりは広告文よりさらに厳しい
- 指標・自動入札・支払い:同じ名前でも定義が違うものがある
Yahoo!広告とGoogle広告の検索広告は、何が違う?
検索広告の仕様の違い
| 項目 | Yahoo!広告 | Google広告 |
|---|---|---|
| 広告文の本数・文字数 | タイトル3〜15本・各30文字、説明文2〜4本・各90文字(全角は2文字) | 同じ(見出し3〜15個・各半角30文字、説明文2〜4個・各半角90文字) |
| 使える記号 | 決められた記号だけ(使える記号の表)。同じ種類は1本に2つまで(ハイフン・イコールは3つ)、括弧は1本に1組 | 使える記号の表はなく、使い方で審査。「!!」のような連続、本来と違う使い方、半角カタカナ、絵文字は不可 |
| 作成後の広告の編集 | 審査が終わったレスポンシブ検索広告は編集できる(審査中は不可) | 編集できる |
| マッチタイプ | 完全一致・フレーズ一致・インテントマッチ | 同じ |
| 広告表示アセット | クイックリンク、テキスト補足、カテゴリ補足、電話番号、画像、ファビコン、ビジネス名 | サイトリンク、コールアウト、構造化スニペット、電話番号、画像など |
| 目標CPAで入札する自動入札の名前 | コンバージョン単価の目標値 | 目標コンバージョン単価(目標CPA) |
| 予算が原因のインプレッションシェア損失率 | 予算のほか、入札価格やアカウント残高も原因に含む | 予算不足だけを数える |
| 費用の上限 | 1日は予算の200%まで。1か月は1日の予算×30.4日 | ほとんどのキャンペーンで、1日は平均予算の2倍、1か月は30.4倍 |
| 支払い方式 | 前払いか、クレジットカード後払い方式。設定すると変更できない。前払いは残高がなくなると止まる | 後払い、前払い、毎月の請求書発行 |
| 年齢・性別の指定 | 一定の取引実績のあるアカウントだけ | (この記事では比べていません) |
広告文の記号は、どう違う?
Yahoo!広告は、使ってよい記号を表で決めています。表があるのは、LINEヤフー広告ヘルプのレスポンシブ検索広告(入稿規定)のページの「使用可能な記号種別」です。表にない記号は入稿できず、表にある記号にも数の上限があります。Google広告にはこうした表がなく、記号が本来の使い方をしているかで審査されます。
そのため、Google広告で配信できている広告文でも、Yahoo!広告では入稿できないことがあります。架空の英会話教室の見出しで、よくある例を挙げます。
Yahoo!広告で止まりやすい書き方と直し方(架空の英会話教室)
| 見出しの例 | Yahoo!広告で引っかかる理由 | 直した例 |
|---|---|---|
| 【初回無料】【土日OK】体験 | 括弧は1本に1組まで | 【初回無料】土日OKの体験 |
| 体験→入会で特典 | 「→」は表にない | 体験後の入会で特典あり |
| ※初回のみ無料 | 「※」は表にない | 無料は初回のみ |
Yahoo!広告で使える記号の表
Yahoo!広告のタイトル・説明文で使える記号は、次の表のとおりです(2026年10月30日時点の入稿規定から)。表にない記号は使えません。
Yahoo!広告のタイトル・説明文で使える記号
| 種類 | 使える記号 | 1本に使える数 |
|---|---|---|
| 括弧 | ( )【 】『 』「 」[ ]< >《 》≪ ≫(全角)、( ) [ ](半角) | 1組だけ |
| ハイフン・イコール | - =(全角)、-(半角) | 3つまで |
| 疑問符・感嘆符 | ? !(全角)、? !(半角) | 2つまで |
| 引用符 | ‘ ’ ` ´ “ ”(全角)、' '(半角) | 2つまで |
| 波形 | 〜(「から」の意味)、~(チルダ) | 2つまで |
| パーセント | %(全角)、%(半角) | 2つまで |
| アンパサンド | &(全角)、&(半角) | 2つまで |
| コロン・セミコロン | : ;(全角)、: ;(半角) | 2つまで |
| 三点リーダー | …(全角) | 2つまで |
| 計算記号 | + ± × ÷ ≠ ∞(全角)、+(半角) | 2つまで |
| スラッシュ | /(全角)、/(半角) | 2つまで |
| その他 | ¥ @ # ♯(全角)、¥ @ # $(半角)、™ © ® | 2つまで |
| 句読点・中点・カンマ・ピリオド | 。、・,.(全角)、, .(半角) | 上限なし |
表を使うときに迷いやすい点は、次の3つです。
- 数は「種類ごと」に数える。「?」と「!」は同じ種類なので、合わせて2つまで。「【】」と「「」」も同じ括弧なので、両方は使えない
- スペースは半角だけ。全角スペースは使えない。文字は、ひらがな・カタカナ(全角)と英数字(全角・半角)
- よく使うのに表にない記号がある。「※」「→」「★」「♪」「○」などは使えない
広告表示アセットは、どう違う?
名前は違いますが、役割の近いものが両方にあります。文字数も、表の3つは全角12文字(半角25文字)まででそろっています。
役割の近い広告表示アセット
| Yahoo!広告 | Google広告 | Yahoo!広告の主な決まり |
|---|---|---|
| クイックリンク | サイトリンク | リンクテキストは25文字まで。説明文は35文字まで×2 |
| テキスト補足 | コールアウト | 25文字まで |
| カテゴリ補足 | 構造化スニペット | 13種類のカテゴリーから選び、補足内容を3〜10個(1個25文字まで) |
気をつけたいのは記号です。この3つのアセットで使える記号は、上の表とほぼ同じですが、次の点が違います(各アセットの入稿規定から)。
- 同じ種類の記号は1つまで(引用符は2つまで)
- 括弧は()( )だけ。【】や「」は使えない
- ハイフンは ‐(全角)と -(半角)。- = は計算記号の扱い
たとえば、次のように直します。
- テキスト補足「入会金0円!教材費0円!」は、「!」が2つあるので入稿できない。「入会金0円・教材費0円」にする
- クイックリンク「【無料】体験予約」は、【】が使えない。「無料体験の予約」にする
指標と自動入札は、どこが違う?
インプレッションシェア損失率は、広告を表示できた機会のうち表示を逃した割合です。原因が「予算」のものは、Google広告では予算不足だけを数えますが、Yahoo!広告では入札価格やアカウント残高も含みます。2つを並べて「予算が足りないのはこちら」とは比べられません。
自動入札は、名前と、ヘルプが勧める件数が違います。Yahoo!広告は、設定後の1か月以上で次の件数が見込めるキャンペーンでの利用を勧めています。
- 50件以上:広告費用対効果の目標値
- 30件以上:コンバージョン数の最大化、コンバージョン価値の最大化、コンバージョン単価の目標値
関連記事:Yahoo!広告の自動入札(種類の選び方と学習期間)/キーワードのマッチタイプの使い分け(両媒体の比較表)
Google広告の広告をYahoo!広告に移すときは、何を確かめる?
- 見出し・説明文の記号を、使える記号の表と照らす。表にない記号、同じ種類が3つ以上、括弧が2組以上を直す
- アセットは、さらに厳しい決まりで見直す。同じ種類の記号は1つまで、括弧は()だけ
- 自動入札は、名前の対応で選ぶ。目標CPAなら「コンバージョン単価の目標値」
- 支払い方式を決めてから始める。後から変えられず、前払いは残高がなくなると広告が止まる
- 損失率は、定義の違いを知ったうえで見る。Yahoo!広告の「予算」には残高不足も入る
どちらのほうが安い?(私たちの所感)
私たちが運用しているアカウントでは、Google広告は出している広告主が多く、クリック単価が高くなりがちです。Yahoo!広告は思ったより競合が少なく、CPA(コンバージョン1件あたりの広告費)がGoogle広告より安くなることもあります。
ただ、どちらが安いかは商材やアカウントで変わります。両方に出して、同じ成果を同じ数え方で比べるのが確実です。
よくある質問
Google広告の広告文は、Yahoo!広告にそのまま入れられますか?
本数と文字数はそろっているので、文字数の点では入れられます。ただし記号の決まりが違うので、この記事の表のような書き方は直す必要があります。
Yahoo!広告は、代理店を通さないと出せませんか?
広告主が自分で申し込めます。LINEヤフー広告のお申し込み画面から、ビジネスIDで広告アカウントを作ります。ただし、LINEヤフーの基準で申し込みを受けられない場合や、本人確認書類の提出が必要な場合があります。
補足と出典
- Yahoo!広告 検索広告は、2026年4月1日に「LINEヤフー広告 検索広告」に名称が変わりました。この記事では旧称で表記しています。ディスプレイ広告は扱っていません(「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて)
- 英会話教室の例は架空のものです。Google広告で同じ書き方が承認されるかは、審査で個別に判断されます
- Google広告のヘルプは翻訳版で、ポリシーは英語版の記述が基準になると書かれています
- Yahoo!広告の1か月の上限は、月の途中で1日の予算を変えない場合です。Google広告の請求書発行には要件があります
- CPCやCPAの傾向は、私たちが運用しているアカウントでの所感で、どの商材にも当てはまるものではありません
- 出典(LINEヤフー広告 ヘルプ):レスポンシブ検索広告(入稿規定)、レスポンシブ検索広告の編集、広告表示アセットとは、クイックリンクアセット(入稿規定)、テキスト補足アセット(入稿規定)、カテゴリ補足アセット(入稿規定)、インプレッションシェアとクリックシェアについて【検索広告】、自動入札タイプ別の設定条件について【検索広告】、検索広告の1日の予算を超過した場合の請求について、支払い方式を設定する、年齢・性別ターゲティング【検索広告】、お申し込み方法
- 出典(Google 広告 ヘルプ):レスポンシブ検索広告について、句読点と記号、サイトリンク アセットについて、コールアウト アセットについて、構造化スニペット アセットについて、インプレッション シェアのデータを取得する、「目標アクション単価」入札戦略について、費用の上限について、Google 広告のお支払い設定について
Yahoo!広告とGoogle広告、両方の運用をお任せください
Yahoo!広告は自社で申し込むこともできますが、記号の決まりやアセット、自動入札の仕組みがGoogle広告と少しずつ違います。株式会社シンビは、福岡を拠点に、両媒体の検索広告を運用しています。運用の代行だけでなく、可能な範囲でインハウス化の支援もお引き受けしています。
「Google広告だけ出していて、Yahoo!広告も試したい」という段階でも、お気軽にご相談ください。
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